絵と共に生きるという選択

絵画に興味をもったことがあるだろうか。
西洋絵画でも、日本の現代絵画でもいいのだが絵画の魅力にはまると世界観が180度変わってしまう。
ある人が言っていたのであるが、あのビートルズは1億5000万枚のCDを売り上げたそうだ。
一方でルーブル美術館にはこれまで17億人の入館者があったそうだ。
現代ポップ音楽と比べるのは妥当ではないかもしれないが、絵画の魅力というのはそういうものだと思う。
人を魅了する何かがそこにはあるし、現に声なき声で人々に訴えかけている。
絵画を見る方法というのには、大きく2つあると思う。
まずはルーブル美術館のような絵画を見るための雰囲気の場所で、その空間と共に楽しむ方法だ。
これは、美的意識の高い方の多くが経験されていると思う。
時間的には限られた時間であるし、印象としてはファーストインパクトに近いかもしれない。
もう一つの方法としては、日常生活における絵画鑑賞である。
つまり絵画購入し、それを自宅に飾ることで、絵と共に生き、絵をより身近に感じる方法である。
僕はこれをおすすめしたい。
なぜなら、ファーストインパクトだけではない絵の魅力というものに気付いたときに人は、感涙に咽ぶものだからだ。
それはまるで、神を信じていなかった人が、突如として神の洗礼を受けたかのようであるのだ。
1週間見続けないとわからない画家の筆使いがあるかもしれない。
1年間それと共に過ごさなければ感じることのできない微妙なニュアンスもあると思う。
画家の生きた人生を追体験しなければ出ない涙もあると信じている。

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